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ヘルペスは誰でもかかる可能性のある、とてもありふれた感染症です。疲れが溜まったり体調が悪かったりした時に、小さな水ぶくれや発疹といったヘルペスの症状が現れるという方も多いのではないでしょうか?

ヘルペスはいきなり重篤な症状がでるような感染症ではありませんが、一度感染すると再発を繰り返す、身体のいたる場所に出るという特徴があり、甘く見ていると痛い目にあう可能性があります。

そこで当サイトでは、正しい予防と対策を行うための土台となる、ヘルペスの基礎知識をご説明します。


ヘルペスってどんな病気?

ヘルペスはヘルペスウィルスによる皮膚感染症で、発症するとかゆみやピリピリとした痛みを伴う水ぶくれ、発疹が生じます。大変ポピュラーな感染症で、日本人の場合、20~30代で約半数、60代以上で約9割以上の人が感染していると言われています。

ヘルペスウィルスは皮膚の粘膜組織や傷口から感染しますが、感染後にすぐ発症するとは限らないのが特徴です。また、皮膚細胞に侵入したウィルスは増殖を繰り返しながら神経経路を遡り、神経節に潜伏し、一生住み着くという性質があります(潜伏感染)

ウィルスが神経節に潜伏している間は皮膚に症状はでませんが、何かしらの理由でウィルスが活性化して暴れ出すと、ウィルスが神経経路を辿って再び皮膚組織に戻り、皮膚や粘膜に水ぶくれや発疹といった症状が現れます。

このため、ヘルペスは一度感染するとしばしば再発を繰り返すという、とてもやっかいな病気となっています。

ヘルペスの特徴と症状

ヘルペスは一般的に「単純疱疹(たんじゅんほうしん)」と「帯状疱疹(たいじょうほうしん)」の2つに分類されます。では、それぞれの特徴を見てみましょう。

1.単純疱疹(たんじゅんほうしん)

単純疱疹は単純ヘルペスとも呼ばれ、ごくありふれた感染症のひとつです。初期症状は皮膚が赤く変化する程度ですが、進行すると痒みやヒリヒリとした痛みを伴う小さな水疱がみられるようになります。

水疱は症状が進むにしたがって数を増やすことが多く、小さな水疱がいくつも集まり、大きな水疱となることも少なくありません。

単純疱疹を引き起こすウィルスは主に「単純ヘルペス1型・2型」の2つがあり、1型は口周りや顔面などの上半身に水疱を作りやすく、2型は下肢や性器周りなどの下半身に症状が出やすいという特徴があります。

単純ヘルペスはとても感染力が強く、初期感染の場合は重篤化しやすいため注意が必要です。

2.帯状疱疹(たいじょうほうしん)

帯状疱疹(帯状ヘルペス)は、単純疱疹と同じくヘルペスウィルスによって引き起こされる皮膚感染症ですが、広い範囲に帯状の発疹や発赤、小水疱がでるという特徴があります。

また、単純ヘルペスと異なり、身体の右側or左側のみに発生し、全身に症状が広がることはほとんどありません。

帯状疱疹を発症すると、はじめの2、3日間は肌にピリピリとした刺激や痛みが走り、その後、痛みのあった場所に水疱や発疹が現れるのが一般的とされます。

しかし、症状の出方は個人差が大きく、水疱がまばらにでる方もいれば、ブロックに密集して小水疱ができ、大きな塊状になる方も見られます。

また、痛みの感じ方にも大きな差があり、ほとんど無痛のこともあれば、衣服が水疱や発疹に触れただけで激痛が走ることもあります。

さらに、水疱や発疹が引いたあとも、数週間から数ヶ月痛みが継続することがあり、症状が落ち着くまで長期治療が必要なケースも見られます(帯状疱疹後神経痛)

帯状疱疹を引き起こす主な原因ウィルスは、幼児がかかることが多い水ぼうそうのウィルス(水痘・帯状疱疹ウィルス)です。そのため、初めてこのウィルスに感染した時は「水ぼうそう」を発症し、二度目以降に「帯状疱疹」の症状が現れます。

水ぼうそうは一度かかると二度とかからないと言われていますが、実際には、水ぼうそうにかかったことのある方は水痘・帯状疱疹ウィルスが体内に潜伏するため、帯状疱疹を発症するリスクがあります。

なお、帯状疱疹は幅広い年代でみられますが、特に高齢者の割合が高くなっています。事実、帯状疱疹の患者数は、20-30代が全体の10%未満なのに対し、50~70代は約70%にものぼるとされています。

まとめ

・ヘルペスはヘルペスウィルスによる皮膚感染症
・ヘルペスの主な症状は、痒みや痛みを伴う水疱や発疹の発生
・ヘルペスは単純疱疹と帯状疱疹の2つに大別される
・単純疱疹と帯状疱疹はどちらもヘルペスウィルスによって発症するが、それぞれ別の疾患である

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