どうやってヘルペスウイルスにうつるの?感染経路と感染方法

ヘルペスは感染力の強いウイルスですので、条件を満たせば他人にうつる可能性があります。ただ、インフルエンザなどのように空気感染の恐れは少ないので、むやみに恐れる心配はありません。

正しく理解をしていれば、たとえ家族に感染者がいたとしても、伝染が広がる可能性を抑えることは可能です。

ここでは、ヘルペスウイルスがどこから体内に入り込むのか解説させていただきます。自分自身や家族がヘルペスを患っている際には、きちんと感染リスクを理解しておき、不用心なことをしないのはもちろん、過剰に恐れ過ぎないようにもしてください。

ヘルペスウイルスは直接触れ合うことで伝染する

基本的にヘルペスウイルスというのは、感染者と触れ合うことで伝染していくものです。軽く触れた程度ならば問題ないでしょうが、同じタオルを共有していたり、過度のスキンシップを取ったりすれば伝染する恐れがあります。

例えば、口唇ヘルペスを患っている人とキスをしたりすれば、自分にもヘルペスがうつる可能性があるということです。

ただし、ウイルスに触れたからと言って、それだけでヘルペスを発症するようなことは稀です。特に、口唇ヘルペスのような単純ヘルペスウイルスが原因となる症状の場合、通常の免疫力を持つ大人ならば発症する恐れは小さいでしょう。

一方で、傷口にウイルスが入り込んだり、虫歯や口内炎がある状態で唾液が接触するようなことがあれば、かなりの確率で感染してしまう可能性があります。

また、大人から子供への感染というのは注意が必要で、免疫力のない子供は顔の表面(唇など)だけではなく、ヘルペス性歯肉炎という形で発症する恐れがあります。一緒に入浴したり、同じ布団で寝るような場合には、注意をする必要があるでしょう。

言い換えれば、家族・恋人のような皮膚の接触が多い間柄でなければ、同じ部屋にいるだけで伝染することは考えづらいものです。

プールや温泉でヘルペスはうつるのか?ウイルスは水より土を好む!

ヘルペスの感染経路として、水のある場所で広がることはありません。プールや温泉に入っても、それによって他人にウイルスが入り込むような感染リスクはないということです。

家族にヘルペスを発症している人がいたとしても、入浴を我慢するようなことは必要ありません。また、発熱などの症状がなく、医師の許可を得ているのであれば、プールに入っても問題はないと考えて結構です。

そもそもヘルペスウイルスというのは、水のあるところではなく、土や砂のある場所を好む特徴があります。自然発生しているウイルスであれば、農作業や砂遊びをした後に、手を洗わずに食事をするような行為が感染経路となります。

プールや温泉に出かけた後にヘルペスになったとしても、それは水を経由したものではありませんので、もっと別の原因を疑うべきでしょう。

ウイルスの感染で発症する確率はかなり低い

ここまでヘルペスウイルスの感染経路について解説させていただきましたが、あまり危険視し過ぎて、神経質になるのも考え物です。口唇ヘルペスを例にすれば、原因となる単純ヘルペスウイルス1型の感染割合は50%を超えていると言われています。

つまり、ヘルペス患者との接触の有無を問わず、そもそも過半数の日本人はヘルペスウイルスを体内に入れているということです。

それでもヘルペスを発症しないのは、ウイルスの活動がかなり弱いという特徴を持っているためです。体内にヘルペスウイルスが潜伏したまま、表向きは何も変化が見られず、そのまま何事も起きない人が大多数です。

しかし、何らかの重い病気にかかったり、高齢になって免疫力が落ち込むことで、体内に潜伏していたヘルペスウイルスが活動をする可能性があります。

そのため、感染元の本人はヘルペスの症状が出ていなくても、ウイルスを移した相手の免疫力が低いために、相手のみ皮膚に異常が出るようなケースも考えられます。

こういった場合、最初に発症するのが相手方になるため、「ヘルペスをうつされた」とは認識できないことでしょう。

以上のように、ヘルペスウイルスというのは感染力が強い反面、それだけで何かが起きるとは言い切れないものとなっています。

特に、日本国内でも広く感染者のいる単純ヘルペスウイルスであれば、感染者本人の免疫力などが症状を出すかどうかを分けることになります。

症状が出ている間は、できるだけ患部の接触を控えるような注意は必要ですが、過度に感染を恐れすぎる必要はないと理解しておきましょう。

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