単純ヘルペスウイルスは一度感染すると再発をくり返す!

口唇ヘルペスや性器ヘルペスは、見た目の上では完治したとしても、体内にはウイルスが潜伏したまま残ってしまう特徴があります。現在の医学では、ウイルスそのものを死滅させる薬はないので、多くの人が体内にウイルスを残したまま生活しています。

ここでは単純ヘルペスウイルスが原因となる症状について、再発リスクが高い理由や、他の病気と違う特徴について解説させていただきます。

口唇ヘルペスが再発しやすい理由は?ウイルスは体内に残ったまま!

仮にヘルペスの症状が皮膚に現れていない場合でも、単純ヘルペスウイルスは頭部の奥にある神経(三叉神経節)に潜伏しており、感染者の体内に残ったままです。単純ヘルペスウイルスに感染した人のほとんどは、この潜伏状態を維持したまま生活をしています。

この状態で体内に何らかの異常が起きてしまい、体の抵抗力が急激に低下すると、頭部の奥に潜んでいたウイルスが神経を通じて移動を開始します。抵抗力が落ちる原因としては、風邪や疲労に加えて、ストレスや熱中症も挙げられます。

ヘルペスの症状が出た際には、ウイルスに感染したことそのものよりも、ウイルスを活動させるきっかけにこそ原因があるものだと考えてください。

また、一度ヘルペスが完治したとしても、単純ヘルペスウイルスが体外に追い出されるようなことはありません。再び頭部の奥へと潜り込んでいき、体が抵抗力を維持している間は潜伏したままです。

女性の場合は生理の周期と連動して、ヘルペスの症状が繰り返されることも考えられますが、すべてウイルスそのものより抵抗力の上下に原因があると理解しておきましょう。

ヘルペスウイルスは感染力が強い!体内でコントロールできるかが重要

前述したように一度感染すると神経に潜伏してしまうヘルペスウイルスですが、残念ながら感染そのものを防ぐ手段は存在しません。

口唇ヘルペスを引き起こす単純ヘルペスウイルスを例にすると、日本人の過半数は感染しているほどメジャーなものなので、ウイルスと出会わないまま人生を過ごすのは不可能でしょう。

だからと言って口唇ヘルペスや性器ヘルペスを予防する方法がないわけではありません。要するにウイルスが体内に入り込んでも、体内でじっとしたままにさせておけば、何も症状が出ないということです。

例えば、仕事が忙しくストレスを抱え込んだり、寝不足が続いている時期に口唇ヘルペスが発症する場合、生活習慣を改善していけば再発リスクを抑えることは十分可能です。

どうしてもヘルペスを再発しやすい人は、それを自分の体質であると考え、アレルギーのように誤解してしまう人が多いものです。

しかし、本来であれば体内でコントロールできる類の弱いウイルスですから、上手く抵抗力を高めていけば再発は止められるものだと自信を持ちましょう。

ヘルペスウイルスの特効薬は存在しない!再発リスクを抑える方法は様々

口唇ヘルペスを発症した場合、特に発熱や痛みを伴わないようでしたら、自然治癒を待っても問題ない場合が多いです。それでも、きちんと病院で診療をしてもらえば、予後のことも考えたケアをしてもらえることでしょう。

ウイルスそのものを撃退することはできませんし、特効薬となる抗生物質のようなものもありませんが、活動を抑制する薬は処方してもらえます。

口唇ヘルペスは見た目以外の症状は大したことがありませんし、完治するまでの時間も2週間ほどと短いのですが、ここまで解説したように再発リスクの高さが一番の問題です。

もしも、症状が現れた場合には先々のことまで考えて、きちんとした治療を受けた方が無難でしょう。特に2度3度と再発を繰り返している人の場合、ヘルペスウイルスに対する免疫が弱くなっている可能性が高いため、医師に相談をした方がよいかもしれません。

皮膚に直接塗る外用薬だけではなく、普段の食事後に服用する内服薬、場合によっては注射器を用いる薬を処方されることがあります。

ヘルペスで悩んでいる人は、目に見える皮膚の症状だけにとらわれずに、目に見えないウイルスとの付き合い方を意識するようにしましょう。

ウイルスの活動を活発化させている原因は人それぞれで、特に発熱などの自覚症状がない場合には、生活習慣を改善する指導をされることも考えられます。喫煙者ならばタバコを控えるように医師から言われたり、運動不足の人ならばランニングで免疫力が高まっていき、ヘルペスを再発しなくなるようなケースがあります。

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