口唇ヘルペスは感染力が強いが、出社、登校(登園)などは大丈夫?

口唇ヘルペスは患部に直接触ることで、他人にもうつる危険性のある病気です。特に家族間での伝染には注意が必要で、タオルやコップの共有などは控えるべきでしょう。

その一方で、第3者に感染してしまう可能性は低いのも特徴となっています。自分や家族がヘルペスを発症したとき、会社や学校での社会生活をどう営んでいくべきか、正しく理解するようにしましょう。

単なる口唇ヘルペスならば出社・登校は可能

感染力が強い病気と言えば真っ先に思い浮かぶのがインフルエンザです。他にも麻疹(はしか)や百日咳など、出社や登校をするべきではない病気と言うのはいくつか存在します。こういった病気の場合、職場や学校に迷惑がかからないように、無理に外へ出かけるようなことは控えるべきものとされています。

では、口唇ヘルペスの場合はどうかと言うと、発熱などの症状が起きていないのならば通常通りに生活して問題ありません。ウイルスが空気感染する恐れもありませんし、咳やくしゃみで迷惑をかけるようなこともありません。

要するに、水ぶくれができている部分を触れなければ良いだけの話です。よほど仲の良い同僚や友人であっても、わざわざヘルペスになっている部分を触られることはないでしょう。

ただ、注意しなければならないのは子供がヘルペスを患った場合で、興味本位で触ってくる友達がいるかもしれません。同じヘルペスでも、水ぼうそう(水痘)の場合であれば出席停止扱いとなる学校・幼稚園もありますので、初期症状だけで判断せずに様子を見ても良いかもしれません。

熱や体調不良を伴わない口唇ヘルペスであれば、子供によく注意をしておいて、マスクなどで顔を覆うようにすることも必要になるでしょう。

エステや歯医者では一時的に拒否されることもある?

口唇ヘルペスの場合、患部に触られなければ問題ないと説明させていただきました。これを言い換えると、「患部に触れる恐れがあるサービス」は受けられない可能性があるということです。

例えば脱毛エステやマッサージといったように、ヘルペスで水ぶくれができている部分に触れる可能性があるものは、一時的に入店拒否されることがあり得ます。

エステシャンやマッサージ師が手袋を使ったとしても、なんらかの要因によって、別のお客さんにウイルスが伝わる可能性は否定できません。

そういったリスクを考えたときに、サービスを提供する側としては、完治するまでの間はお店に入れるわけにはいかないと判断せざるを得ないでしょう。

また、歯医者についても同様で、ヘルペスウイルスによる口内炎などには注意が必要となります。歯茎が痛んでいる場合などは診察が必要となるでしょうが、もしも口唇ヘルペスの疑いがあると自覚しているのであれば、事前に病院側に伝えた方が無難です。

二次感染を広げないためにも、こうした患部に触られる場においては、きちんと相手に伝える心構えが大切になります。

献血や輸血については、基本的に問題ない

ヘルペスウイルスというのは血中を流れるのではなく、神経や皮膚上に滞在する性質があります。そのため、口唇ヘルペスを患っている間においても、献血や輸血を受けることは可能となっています。

ただし、針を刺す場所が患部に近い場合などは、ヘルペスを理由にして断られる可能性はあります。唇の周りに水ぶくれができる口唇ヘルペスならば問題ないでしょうが、帯状疱疹などのように全身に発症する場合については、献血をことわられる可能性が考えられます。

また、本当に口唇ヘルペスかどうか疑わしいケースについては、腕周辺にもヘルペスが起きかけていることがあり得ますので、医師の判断でことわられることがあるかもしれません。

基本的には注射も点滴も問題ない病気ですので、あらかじめ医師に伝えておけば、過度に警戒されてしまうこともなくなるでしょう。

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