口唇ヘルペスの症状は4段階に分かれて進行する

口唇ヘルペスは多くの方が感染するもので、それ自体は珍しい病気とは言えません。しかし、初めて感染する場合には症状が重くなったり、状況によっては患部が広がるようなことがあるので油断してはいけません。

ここでは口唇ヘルペスの症状について解説させていただきますので、初期症状から完治までの経過を理解するようにしてください。

唇の周りが痒いときはヘルペスの初期症状かも?

一般にイメージされるヘルペスというのは水ぶくれの集合体で、子供が多く発症する水ぼうそうについてもヘルペスの一種です。口唇ヘルペスについても同様で、時間と共に水ぶくれが生じていくのですが、その前の初期症状は見た目にはわかりづらいので注意が必要です。

水ぶくれができる前というのは、チクチクとした痛み、あるいは痒みを感じる場合が多いです。見た目としては小さな赤い腫れが生じ、虫刺されなどと勘違いしてしまう人もいるでしょう。

この赤みや腫れが進展していくと、ウイルスが増殖していき、やがて水ぶくれとして目立つようになります。この段階まで進んでからヘルペスと自覚する人も多く、早めに皮膚科の診察を受けないと、鼻の中にまで広がることもあります。

この水ぶくれが潰れると中から汁が出てきますが、ウイルスの固まりのようなものですから、すぐに拭き取って清潔にしなければなりません。くれぐれも自分から潰すようなことはせず、自然とかさぶたに変化していくのを待つようにしてください。

初めて口唇ヘルペスになった人は、特に注意が必要

ヘルペス全般に共通して言えることですが、一度も症状が出たことのない初感染の場合、症状が重くなりやすいという特徴があります。口唇ヘルペスであれば水ぶくれが通常よりも大きくなったり、微熱を伴って体がだるく感じるケースも見受けられます。

最初は上唇の一部に生じた炎症が広がっていき、頬の広範囲まで赤く腫れることもあり得ます。

いずれにせよ初めてヘルペスになった場合というのは、どこまで症状が重くなるのか予想がつきにくく、個人差も大きいものです。

風邪のような症状が出て辛いと感じたり、水ぶくれが増えるようであれば、医師の診療を受けることをおすすめいたします。

口唇ヘルペスが完治するまでの時間は2週間ほど

ここまで口唇ヘルペスについて初期症状を中心に説明しましたが、完治するまでの症状の変化についても理解しておきましょう。基本的に発症から完治までの時間というのは2週間ほどで、上の図でまとめているように4段階の変化があります。

【口唇ヘルペスの症状は4段階】

症状
経過時間
注意点
痒み・痛み
発症
虫刺されなどと混同しやすい
赤く腫れる
半日程度
ウィルスが蓄積し始めているので注意
水ぶくれ
1~3日目
むやみに触って潰さないようにする
(潰れた場合は液体をすぐ拭き取る)
かさぶた
5日目以降
ひび割れ・出血しやすいので、保湿を心掛ける

 

先述したように初期症状は見た目の変化は小さく、ムズムズとした痒みや、ヒリヒリとした痛みの方が先行します。次第に赤い腫れが目立つようになっていき、1~3日のうちに水ぶくれへと変化していきます。

この水ぶくれの状態がヘルペスという病気の象徴のようなもので、2・3日は唇の周りに水ぶくれが集まった状態が続きます。ウイルスの増殖もピークになっている時期ですので、むやみに水ぶくれに触ろうとしたりせず、静かに様子を見守ることが大事です。万が一、水ぶくれが潰れてしまうと、中の液体と一緒にウイルスが拡散するので注意してください。

初期症状から5日前後で水ぶくれもかさぶたに変化し、患部がザラザラとした状態になっていきます。この段階になれば完治に向かっていますが、少しでも早く治したいのであれば、やはりむやみに触らないようにすべきでしょう。

患部が乾燥しやすい時期でもありますので、ひび割れや出血が起きることも考えられますので、小まめに保湿をしながら様子を見るようにしましょう。

以上のような経過で、ヘルペス発症から完全に元通りになるまで、概ね2週間がかかります。基本的には自然回復を待つことになりますので、即座に治せるものではないと覚悟しておきましょう。

人前に出るときに恥ずかしいと感じる場合には、マスクなどで顔を隠して、口唇ヘルペスが完治するまで過ごすことも考えると良いでしょう。

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