多形紅斑は単純ヘルペスウイルスの感染に対する反応として現れる

手の甲や足の裏などに赤い円形の模様のようなものが出来ることを、多形紅斑と呼びます。この症状が起きるメカニズムはハッキリと解明されていませんが、多くの場合は単純ヘルペスウイルスが原因であることはわかっています。

ここでは単純ヘルペスウイルスによって起きる多形紅斑について、特徴をまとめさせていただきます。

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多形紅斑は体の様々な部位に現れる

ヘルペスウイルスによる水ぶくれなどの症状が現れる前後に、一種の免疫反応とみられる多形紅斑が起きやすくなります。

薄紅色(ピンク色)に皮膚が変化し、円形の模様のように皮膚のいたる所に発生しますので、見た目の変化に驚く人もいるでしょう。

多くの方は見た目以外には変化が起きませんが、かゆみを訴える患者もいるので、そのあたりは個人差があると考えてください。

単純ヘルペスウイルスが引き起こす多形紅斑の場合、体全身に広がるようなことは稀で、手の甲・足の甲・ひじ・ひざといった一部分に発生することが多いです。

通常は色の変化だけで済みますが、症状が長引くと皮膚が陥没していき、しばらく跡が残ってしまうこともあります。

ヘルペスによる症状とわかっている場合ならば、アシクロビルに代表される抗ウイルス薬を投与することになりますが、医師の判断によってはステロイドなどで様子を見るケースも考えられます。

ヘルペス性の多形紅斑は何度も再発する場合がある

口唇ヘルペスなどの軽い症状がそうであるように、ヘルペスウイルスで起きる多形紅斑も自然と完治していくものです。

神経内に潜伏していたウイルスの活動に合わせて、体の免疫が反応したことによる症状ですから、ウイルスの活動期間が終われば多形紅斑も消えていきます。

概ね2週間ほどで見た目の変化は消えていき、ほとんどの人は1か月以内に多形紅斑の痕も残らずに完治します。

ただし、一度完治したからといって二度と再発しないわけではなく、ヘルペスウイルスが再活動すれば多形紅斑も再発する恐れがあります。

水ぶくれなどのヘルペス特有の症状が出ていない場合でも、多形紅斑だけは現れる人も存在し、中には1年で何回も繰り返してしまう事例も見られます。

体質や体調変化、ストレスなどが原因でヘルペスウイルスの活動が活発になると、それだけ多形紅斑の発症リスクも高まるので注意しましょう。

口唇ヘルペスが現れたら多形紅斑を警戒するべき?

ヘルペス性の多形紅斑を発症する患者の内、過半数は先に口唇ヘルペスなどの症状が出るものです。もしも多形紅斑が皮膚に現れた経験があるのであれば、こうしたヘルペス特有の症状が出た時点で警戒をするようにしましょう。

ウイルスに対する免疫反応の一種であるとするならば、アレルギー皮膚炎などと同じようなものですから、早めに原因物質(ヘルペスウイルス)を抑え込むことが最善策となります。

口唇ヘルペス自体は放置しても問題ない病気と言えますが、多形紅斑やヘルペス角膜炎などの症状を誘発することを考えれば、やはり早めに抗ウイルス薬などを処方してもらった方が良いでしょう。

特に多形紅斑は見た目にも目立つ症状ですから、過去に経験があるというのであれば、医師の診察を早めに受けて予防するように努めるべきと言えます。

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