帯状疱疹は人へ感染しないってホント?

帯状疱疹は症状が重い病気であるため、本人だけではなく周囲への影響を心配される方もいらっしゃるでしょう。インフルエンザ等のように感染力が強いとなれば、他者との接触を避けるようにしなければなりません。

ここでは帯状疱疹のウイルスの感染力について、様々な条件に分けて解説させていただきます。発症する条件についてきちんと理解して、過度に恐れすぎないようにしましょう。

大人の帯状疱疹がうつらない理由

帯状疱疹の原因ウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)は、子供が感染する水ぼうそうと全く同じものです。このウイルスの最大の特徴は、完治しても体内に潜伏したまま何十年も生き続けるという点にあります。

多くの方が子供の頃に水ぼうそうを発症し、そのときのウイルスが20年以上経過して、帯状疱疹という形で発症をするわけです。

この水痘・帯状疱疹ウイルスのもう1つの特徴は、免疫力が作用しやすく、完治後は再発症しづらいという点にあります。子供の頃に水ぼうそうで苦しんだ経験があれば、すでに体内には免疫細胞ができあがっていますので、成人している多くの人はウイルスに触れても問題がありません。

身近に帯状疱疹で苦しんでいる人がいたとしても、体内に免疫さえ出来上がっていれば発症することがないので、一般的には「感染力の弱い病気」として扱われています。

結論を言えば、ウイルスそのものは感染リスクのあるものとはいえ、発症する確率としては非常に小さなものと考えて結構です。

症状が軽くなってしまえば問題なく生活してかまいませんので、伝染する可能性を恐れ過ぎて、生活に制限を加え過ぎないようにしてください。

まだ水ぼうそうにかかっていない子供には要注意

前項では帯状疱疹は伝染リスクの低い病気であると解説しましたが、あくまで相手がすでに免疫力のある状態というのが前提です。

一度も水ぼうそうにかかっていない子供の場合は、ウイルスに対して免疫がまったくない状態ですので、できるだけウイルスに触れない環境を整えなければなりません。帯状疱疹の大人と接触したことが原因で、水ぼうそうを発症してしまう危険性があります。

特に乳幼児というのは、ウイルスに感染してから発症するまでの時間が短いものです。帯状疱疹のウイルス自体は、風邪やインフルエンザと同じく空気感染のリスクがあるので、子供の近くではマスクをするなどの配慮が必要になるでしょう。

基本的には水ぼうそうと同じと考えましょう

帯状疱疹という病気の正体は水ぼうそうと全く同じものであって、子供がかかるか大人がかかるかによって、症状が違うという認識で間違いありません。子供が水ぼうそうにかかった場合は、解熱後2日程度は出席停止扱いとなり、幼稚園や小学校を休まなければなりません。

これは建物の中にいる子供の多くが免疫のない状態であるため、集団感染を引き起こさないように配慮されています。

一方で、大人の場合というのは集団感染を起こすことはまずあり得ませんから、本人の体調次第で職場に復帰しても問題ないというわけです。症状が出ている間は、無理せずに安静することが求められますが、解熱して体調が回復したのならばもう心配は無用です。

ただし、子供を相手にする保育士や教員といった職業の場合は、水ぼうそうにかかった子供と同じように注意が必要になります。このあたりの対応をどうするかについては、職場の指示に従って、水ぼうそうの集団感染の原因にならないように注意しましょう。

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